「ランサムウェア」騒動は何を警告しているか

「ランサムウェア」騒動は何を警告しているか

2017年05月17日発行


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「ランサムウェア」騒動は何を警告しているか


2017年5月17日号
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世界を震撼させたランサムウェアからいくつかの教訓を学ぶことができます。

セキュリティに対しての意識や感度の問題



まずはセキュリティに対する意識や感度をもうすこし高めたほうがいいという教訓です。現代は、社会がますますデジタルの力に頼ってきています。PCやネットワークが破壊されると組織としての機能まで破壊されてしまうのが現実です。
しかし、その割には、セキュリティにたいしてあまりに無頓着な企業や組織が多く、サイバー攻撃の被害を受ける高いリスクを放置したままになっていることです。

今回ランサムウェアに感染したイギリスの病院では、レントゲン操作のために使われていたPCのOSはなんとWindowsXPのままだったというのです。Wisdows XPは2014 年 4 月にサポートが終了したOSです。つまり、脆弱性(ぜいじゃくせい)といわれるソフトの弱点を修正するプログラムの提供をやめたOSで、無防備な状態だったのです。



たしかにWindowsXPは使いやすさで人気が高かったために、いつまでもバージョンアップされないままになってしまっているのでしょうが、OSやブラウザのシェアの調査で知られるNetApplicationsによれば
2017年4月でも、全世界のデスクトップPCの7.04%がいまだにWindowsXPだというのです。



情報通信の普及と発展によって、いまでは、人びとの関心はインターネットの仕組みから、インターネットの利用に移っていきました。スマートフォンの普及がさらにそれを加速させました。自動車で、機能や品質が飛躍的に向上し、また自動制御が発達したために、今ではボンネットを開ける人が激減したのと同じです。そこに隙も生じてきます。

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