先週は小川裕夫 第355号―――子供の遊び声が公害化してしまったターニングポイントとは?/バスまつりで晴海へ。車窓から眺めるオリンピック選手村、そして豊洲新市場、など

先週は小川裕夫 第355号―――子供の遊び声が公害化してしまったターニングポイントとは?/バスまつりで晴海へ。車窓から眺めるオリンピック選手村、そして豊洲新市場、など

2017年09月18日発行

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先週は小川裕夫 355号 2017年9月18日


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************ 目 次 ********
◇ 今週の取材
◇ 今週の掲載情報
◇ 今週の購入本
◇ 今週の都道府県市町村
◇ 今週のテツ
◇ 今週の裏話

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 9月16日、東京・晴海で開催された“バスまつり2017in晴海”の取材に行く。晴海客船ターミナルは、よくイベント会場としても活用される。

 先日も海の日イベントで“しんかい6500”が一般公開されたが、その会場も晴海客船ターミナルだった。

 晴海客船ターミナルは東京駅からバスでアクセスできる場所にあるが、バス以外のアクセスは乏しく、鉄道の便は悪い。

 それだけにイベント開催時以外は閑散とした雰囲気がある。今回は会場に向かう臨時バスが八重洲口から出ており、それに乗ることにした。

 臨時停留所に行く前は、バスオタが多いのかなぁ?と思っていたのだが、バス停に並んでいるのは親子・家族連れが多かった。

 連れられているチビっ子を見ると女の子の姿もちらほら。バスや鉄道イベントというと、すぐに“男の子”と思ってしまうが、そうしたイメージは古いようだ。

 八重洲口から出発したバスの車窓からは、2020年にオリンピック選手村となる地区の開発風景を目にすることができた。

 また、対岸には静かに鎮座する豊洲市場も望めた。近未来の東京を凝縮したような場所に晴海客船ターミナルは立地しているんだなぁという思いを強くする。

 バスまつりは新しいバスの車両が展示されていた李、グッズ販売がされていたり、マスコットキャラクターのステージイベントがあったりという内容。

 バスファンやちびっ子としては楽しめだろう。そうしたイベントではあるが、バスに興味が薄い一般人として注目したいのは水素バスの展示だ。

 今般、脱石油化の流れはヨーロッパで盛んになっている。イギリスやフランスでは2040年までにガソリン車の販売を禁止すると発表された。

 この動きに中国も追随する。販売禁止であり、走行禁止ではないから、2050年代後半までヨーロッパでもガソリン車は生き残るだろう。

 とはいえ、ガソリン車から電気自動車そして水素自動車へのシフトはますます進むはずだ。そして、その流れは一般の自動車なかりではないだろう。

 バスにだって及ぶ。実際、バスの低公害化は10年前よりも格段に進んだ。都営バスで天然ガス車が導入されているし、コミュニティバスなどでは電気バスも登場した。

 舛添都政では水素社会への推進が謳われた。それに伴い水素バスが登場したのだが、いまだ水素バスが走る路線はお台場・有明地区に限られている。

 その理由は水素バスの充電スタンドが有明地区にしか開設されていないからだ。水素バスは一家の充電で500キロメートルほど走ることができる。

 フル充電に要する時間はわずか20分。だから、頻繁に充電する必要はないのだが、それでも燃料切れという事態を招いてはいけない。

 都バスでは燃料が半分ぐらいになったら充電するようにしているようで、水素バスの普及には充電スタンドの設置が急務になるだろう。

 電気自動車でも充電スタンドが普及の鍵だったが、電気スタンドに比べると水素スタンドの設置の方が難しい。

 電気と比べて、水素は爆発の危険性もある。スタンドには広大な敷地を必要とする。それゆえに、まだスタンド整備には時間がかかるという。

 また、事業者も今のところ岩谷産業がほぼ独占している。たくさんの業者が出てこないと、業界は活性化しない。そのあたりも、水素バス普及の課題となるだろう。

 バスまつりに足を運び、そんなことを考えたりした。

◇ 今週の掲載情報



「ZUU online」(ZUU)
“満員電車の経済損失「年6兆7000億円」解消なるか? 『通勤電車のはなし』”(執筆)

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