電気自動車への期待バブル

電気自動車への期待バブル

2017年09月27日発行


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「視点を広げる - 大西宏のマーケティ ング発想塾」

2017年9月27日号
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



掃除機などで親しまれているダイソンが、すでに電気自動車の開発を進めており、2020年までに発売したいという考えを明らかにしました。
英ダイソン、2020年までにEV発売へ 20億ポンド投資 :


電気自動車の世界は話題に事欠かなくなってきました。期待が膨らみに膨らんできています。スマートフォン以降に、民生品で大きなイノベーションが起こっていないことも、電気自動車化と自動運転への熱い期待を生み出しているのでしょう。

さて、その一方の電気自動車に関しては、国策もからんだ国際競争の様相を呈してきたようにも感じられます。

昨年10月、ドイツの超党派の議員連盟が、「30年以降、ガソリン車およびディーゼル車の登録を認めない」との決議を行い、今年に入ってフランス、次いでイギリスが、40年までに内燃機関車の発売を禁止すると発表し波紋を呼びましたが、さらに中国でも、国策として電気自動車シフトがすすめられてきています。

自動車でいえば最大の市場は中国です。昨年はおよそ2800万台の自動車が販売され、その規模は2位、アメリカ(1786万台)のおよそ1.5倍。日本(497万台)の5倍以上です。EU合わせても1510万台です。

その最大市場の中国で、電気自動車の販売割当制度が導入されようとしています。2018年に導入予定の新しい制度は、中国国内で販売される自動車の「8%以上」を、新エネルギー車とするよう各メーカーに義務づけ、2020年には、目標値は「12%以上」に拡大されます。目標を達成できないメーカーは、EV車を扱うライバル会社から「クレジット」を購入しなければならなくなります。さらに、ガソリンやディーゼルなど伝統的な内燃機関車の生産・販売の禁止時期の検討に入ったというも話も流れています。

このコンテンツの続きは有料です

購入済みの場合はログイン

バックナンバー

  1. 進化するTASUTAYA

    2017年10月18日発行

  2. 好調イオンにいまだ潜む死角

    2017年10月11日発行

  3. 回転寿司業界の勝者は?

    2017年10月04日発行

ページの先頭へ戻る