ZOZOTOWNの壮大な野望

ZOZOTOWNの壮大な野望

2017年12月06日発行


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「視点を広げる - 大西宏のマーケティ ング発想塾」

2017年12月6日号
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ZOZOTOWNの壮大な野望



ZOZOTOWNが自らのプライベートブランドを発売することを発表したのと同時に身体の寸法を瞬時に採寸できる伸縮センサー内臓のボディスーツ「ZOZOSUIT」も発表されましたが、驚いた人は少なくないはずです。もちろんどのようなイノベーションでも計算通りに売れるとは限らないにしても、この新しいアイデアが、アパレルの世界を大きく塗り替えるかもしれないのです。

イノベーションには、画期的な技術でこれまでになかった機能や効用が登場してくるというものと、技術は画期的とは言えないけれど、ビジネスの仕組み、またユーザーの利用方法などが変わり、これまでになかった価値が生まれるものがあります。「ZOZOSUIT」は後者の画期的なイノベーションです。

前者のイノベーションの最新ニュースではパナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLEDが、「印刷方式」で有機ELパネルを製造する技術を発表していました。サムスン電子など韓国勢が採用する「蒸着方式」と比べ、製造コストを2、3割下げられるそうです。

「伸縮センサー内蔵のボディスーツ」は、技術的に素晴らしいとしても、特に画期的とは感じません。どちらかというと枯れた技術をうまく実用化したという感じでしょうか。またそれだけで終われば、ピッタリサイズがわかり、サイズがあわないための返品がなくなるだけです。

もちろんそれだけでも、ユーザーは服を買う際の失敗がなくなり、よりフィットする服が買え、また売り手にとってもサイズが合わないための返品が減るなどのメリットはあり、ZOZOTOWNのPBは、競争優位に立てますが、世の中がひっくり返るほどの衝撃はありません。

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