「価値競争」に照準をあて勝ちつづけるマウスコンピュータ

「価値競争」に照準をあて勝ちつづけるマウスコンピュータ

2017年12月20日発行


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「視点を広げる - 大西宏のマーケティ ング発想塾」

2017年12月20日号

■「価値競争」に照準をあて勝ちつづけるマウスコンピュータ
■来年は外食産業に変化が訪れる
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「価値競争」に照準をあて勝ちつづけるマウスコンピュータ



乃木坂46のCMといえば、マウスコンピューターが思い浮かぶと思います。マウスコンピューターは、とにかく安い。ノートPCで低スペックなものなら、実売価格2万円台からあります。かと思えば、デスクトップで50万円代とか、60万円を超えるハイエンドなPCも売っています。

あまりPCを使い慣れていない方で、PCを買いたい、どこのメーカーにすればいいかと聞かれることがたまにありますが、マウスコンピューターは、おすすめのメーカーのひとつです。

なぜなら、家電量販店の店頭に並んでいるPCが、ノートにしても、デスクトップにしても、年賀状を作成したり、メールをしたり、家計簿をつける程度の使い方にしては、不必要な高スペックで、おそらく使うことのないソフトがこれでもかと言わんばかりについているからです。

とくに高度なゲームを楽しみたいユーザーなら別ですが、普通のユーザーなら、もっと手軽なPCでも十分です。それぐらい各パーツの性能がアップしているからです。

そしてマウスコンピューターの価格は、中国製を思わせますが、日本で製造されているれっきとしたメイド・イン・ジャパンのPCで、サポートも24時間電話対応の体制です。

マウスコンピューターが安いのはひとつはBTOのメーカーだからです。BTOは、「Build To Order」の略で、受注生産の仕組みを意味しています。 完成品パソコンに比べて、自由度が高く、お客さまのご要望に応じて、メモリ・ハードディスクなどの容量を大きくしたりできるのが魅力です。

マウスコンピュータ側からのメリットは、受注状況にあわせた部品在庫のコントロールができることです。日本のPCのメーカーは、独自の部品にこだわり、それで品質優位を出そうとしてきたのですが、それは大量の部品在庫を抱えることにもなり、また生産量から見ても高コストにつながり、競争力を失ってきました。

BTOのビジネス・モデルで成功したといえば、なんといってもデルでしょう。デルは、注文を受けてから、デルの組み立て工場近くに倉庫を持つサプライヤーに部品を発注、入金を確認して、組み立てを開始、そして納品するというビジネスモデルです。お金が入金されてから部品を仕入れるので、極めて効率的な仕組みをつくったのです。

そんなデルのビジネスモデルも、次第に模倣され、かつてほどの競争優位はないにしても、未だにレノボ、HPに続く出荷台数を誇っています。

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