グーグルマップの凄さは、「建物の形や細部まで表現」にあった 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.481

グーグルマップの凄さは、「建物の形や細部まで表現」にあった 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.481

2018年01月08日発行

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佐々木俊尚の未来地図レポート     2018.1.8 Vol.481
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http://www.pressa.jp/


【今週のコンテンツ】

特集
グーグルマップの凄さは、「建物の形や細部まで表現」にあった

〜〜今年最初の英語キュレーション

未来地図キュレーション

未来地図ハック

2018年の初めに解説するわたしの「学習的」読書法(前編)

佐々木俊尚からひとこと

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■特集

グーグルマップの凄さは、「建物の形や細部まで表現」にあった

〜〜今年最初の英語キュレーション
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 あけましておめでとうございます。2018年が、読者の皆さまに良き年でありますように。



 さて、しばらくお休みしていたのですが今年から再び「英語キュレーション」も再開しようと思います。私が日々読んでいる英語記事の中から、面白かったものをピックアップして、内容をかいつまんで翻訳しながら紹介。折に触れて、本メルマガで続けて行こうと思います。



◆Google Maps’s Moat

http://bit.ly/2CtUX2K


 グーグルマップとアップルマップを比較する記事。そのポイントは一目瞭然で、道路だけでなく建物の形がどれだけ描きこまれているか。この点においていまだグーグルは圧倒的なようです。記事では、イリノイ州のごく小さな街まで建物が全部描かれているのはすごい、という指摘がわかりやすいビジュアルとともに紹介されています。



 他にもたくさんの例がビジュアルで挙げられており、建物だけでなく物置や移動型のトレーラーハウスまで描かれていること、ビル屋上の衛星アンテナまでシルエットとして描かれていること、人口わずか100人の街でも建物が全部描かれていることなど豊富なケースが説明されていて圧倒的です。英語記事ですが、ぜひビジュアルだけでもご覧ください。



 グーグルマップはアップデートも頻繁で、たとえば私が軽井沢に借りている家は2015年の新築なのですが、アップルマップではまだ建物が描かれていません(泣)。グーグルマップではちゃんと建物があり、しかも驚くことに、2016年に家のそばの駐車場に屋根を新築したのですが、この屋根もその後ちゃんと追加されたんですよ! これには驚きました。


◆This cartographer’s deep dive into Google Maps is fascinating

http://bit.ly/2CHnTaW


 上記のグーグルマップの記事を紹介したThe Vergeの記事では、このグーグルのアドバンテージが今後、Uberのような自動車運行サービスをグーグルが導入する時には非常な強みになるだろうと分析しています。Uberのような運行サービスの重要なテーマは、どうやってミスなく乗客をクルマがピックアップできるかということで、そのためには正確な地図と位置表示が必要であり、Uberも結局はこの点でグーグルマップに頼ってしまっているんですよね。


 グーグルは以前から自動運転技術を開発してきていることは有名で、いまは子会社のWaymoという企業の仕事になっていますが、自動運転と運行サービス、マップが合体した未来の新しいグーグルの収益源が見えてきているように感じます。



 ところでこの記事読んでいて気づいたんですが、グーグルマップって最近は街の中心部とか繁華街の建物をオレンジ色で表示するようになっていたんですね。本当にきめ細かい。


◆BuzzFeed is losing website traffic as readers head for more traditional news sites

http://bit.ly/2CsBKOV


 コムスコアの調査によると、CNNやニューヨークタイムス、フォックスニュース、ワシントンポストなどのレガシーメディアのサイトのトラフィックがこの1年で増加したのに対して、バズフィードのサイトはこの2年で続落しているそうです。昨年10月は6980万ユーザーで、2016年同時期の7740万ユーザーから10パーセントの減少。2015年には7930万ユーザーあったそうで、2年間では12パーセント減に。



 SimilarWebというところの調査では、2016年10月の1億3470万ユーザーから2017年10月は1億60...

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