Vol.215 仮想通貨界隈やe-Sports界隈に物申しつつ、海外のFacebook事情などにも触れてみる回

Vol.215 仮想通貨界隈やe-Sports界隈に物申しつつ、海外のFacebook事情などにも触れてみる回

2018年02月01日発行

【重要】サービス終了に関するお知らせ
平素より、BLOGOSメルマガをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2018年3月26日をもちまして「BLOGOSメルマガ」を終了させていただくこととなりました。


詳細につきましては、以下お知らせをご覧くださいますようお願い申し上げます。
BLOGOSメルマガ サービス終了のお知らせ

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┃人間迷路┃Vol.215
--仮想通貨界隈やe-Sports界隈に物申しつつ、海外のFacebook事情などにも触れ
てみる回
                           やまもといちろう
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                         2018年2月1日発行

# このメルマガは2月1日に発行されていますが、実際には1月分に発行しよう
と思った稿がこぼれてしまったものです。発行が遅延してしまい申し訳ございま
せんでした。

# 2月中旬ごろをもって、「BLOGOSメルマガ」自体の事業終了に伴い
「BLOGOS」からの発行も停止になります。
 BLOGOSでご登録されている方は、ぜひ「夜間飛行」から引き続きのメルマガの
ご購読をお願いできれば幸いです。

やまもといちろうの『人間迷路』 | The Book Project 夜間飛行
http://yakan-hiko.com/kirik.html

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【0.序文】「罪に問えない」インサイダー取引が横行する仮想通貨界隈で問われ
る投資家保護の在り方
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 前回のメルマガでも詳述しましたが、コインチェック社の問題もさることなが
ら、仮想通貨取引の本丸でもあるビットコイン(BTC)の取引に疑義が起き始め
ていることで、2月1日も仮想通貨全体の相場は冴えない状態にあります。

 一番の懸念は、大手取引所Bitfinex(ビットフィネックス)社と、ビットコイ
ン価格の相場形成に大きな影響力を持つとされるTether(テザー)社の疑惑が本
格化し、CFTC(米商品先物取引委員会)に召喚されることが決まったということ
で、やはり市場は動揺します。

 そこへ、今回のコインチェック社の胴元問題が勃発し、原野商法的なノミ行為
が行われていたことがはっきりした以上、事業の継続はともかく投資家・消費者
にどれだけ預かり資産を返還できるのかに焦点が集まっていると言えましょう。

 さて、現在当局への通報ラッシュになっているのは日本の大手取引所
bitFlyer(ビットフライヤー)社で取り扱いわれるLISKという暗号通貨の「上
場」を巡るインサイダー問題です。早ければ11月ごろからLISKをビットフライヤ
ー社が取り扱うのではないかという噂が流れており、暗号通貨向けの投資で財を
築いたと言われる人の某情報商材にも確かにLISKをビットフライヤーが取り扱う
前に仕込むと良いという話が年末に書いてあります。

 もっとも、その後ビットフライヤー社でのLISK上場とは関係なく仮想通貨市場
が年末から年始にかけて急落し、年末にLISKを仕込んだ「飛びつきの速い」投資
家は大損を被っている人が多いのではないでしょうか。ここで週足を見ると年末
をピークとした見事なイナゴタワーができていることが確認できるのではないか
と思います。

リスク/円(LSK/JPY) リアルタイムレート - みんなの仮想通貨
https://cc.minkabu.jp/pair/LSK_JPY

 その後、ビットフライヤー社自身の、おそらく東証上場を目指す投資家向けの
レポートがファンド筋にばら撒かれ、年末から年始にかけてパドック入りしまし
た。もちろん、コインチェック問題の起きるはるかに前の、まだ幸せだったころ
の話です。その中では当期利益が100億円超えるものの、翌年には競争激化を見
込んで減益見込みという地味に上場ゴール的な内容で出回っていたのですが、お
そらくコインチェック社がこのような問題になって、ビットフライヤー社の上場
計画も恐らくは何らかの形で修正を余儀なくされるのではないか、と思います。
聞き及ぶ限り、ビットフライヤー社はいろいろ課題はありつつも他の仮想通貨関
連事業者に比べても割とまともなほうで、一部架空口座が疑われる報告文書が出
たぐらいで、まあしっかりやっているのではないかと思います。ちゃんと調べて
いないので大丈夫かは保証できませんが。

 また、何より仮想通貨交換業者の登録を済ませ、仮想通貨の実際の決済で利用
可能な技術の蓄積も相応に進めている状態ではあるので、本来はコインチェック
社が問題を起こして一斉検査をしましょうという話になっても上場自体が取りや
めになるような話にはならなさそうな雰囲気もしていました。

 そこへ降って湧いたのが今回のLISK騒ぎです。ビットフライヤー社が公式に
LISKの取り扱いを公表する数分前から板でLISK買いが高騰し始め、大変なことに
なりました。2階建てでもありますが、スプレッドが千円超えていても買う消費
者が続出し、ちょっとしたバブルがまた発生してしまうわけですね。

仮想通貨取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)、取扱い開始コインを巡りイン
サイダー取引が横行か - 市況かぶ全力2階建
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65911885.html

 確かに、金商法の範疇ではない仮想通貨の相場でこのようなことが起きても、
直接違法性は問えないという点でインサイダー取引の問題は発生し得ないのは自
明です。上記の通り、原野商法もノミ行為も、消費者が損をしたという訴えでが
あって初めて刑法詐欺罪その他の問題へと発展していくわけであります。

 しかしながら、これから東証に株式を上場し、文字通り公器の企業へとなって
いこう、さらには、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術など、フィンテック
で日本がこれから社会をより豊かにしていこうという流れの中で、このような適
切とは言えない取引を平然と行うことにどれだけの悪い影響があるのか、当事者
でも心のある人は分かっているのではないかと思います。

 もちろん、活気があり、勢いのついた市場で頑張っている企業や経営者が、多
少の向こう傷も構わずアクセルを踏むべき時期がある、というのも分かります。
イノベーションを率いる人は、多少の強引さも必要だ、というのも良く分かった
うえで、落とし穴に墜ちなければいいなあと切に思う次第です。


◆最近の書き物など◆

正月に親戚に会わなければならない問題
http://bunshun.jp/articles/-/5690
2018年を退屈しない物騒な年にするために
http://bunshun.jp/articles/-/5623
ハウステンボス「ロボットと人工知能導入で長崎県民1000人削減」に見る修羅の
世界
http://bunshun.jp/articles/-/5778
「ノーベル平和賞」だから何をしてもいいってわけでもねえだろ
http://bunshun.jp/articles/-/5906
暗号通貨でサイバーおけら街道が建設される
http://bunshun.jp/articles/-/5969
無い才能の、見切り方
http://bunshun.jp/articles/-/6049

サイバーエージェント「AbemaTVはどこまで観られているのか」を巡る補助線
http://dailynewsonline.jp/article/1390857/
本田圭佑もGACKTに続いて百鬼夜行な仮想通貨事業に参入の怪
http://dailynewsonline.jp/article/1394530/
仮想通貨”バブル”に群がる問題児たちと、のめり込む冴えない面々
http://dailynewsonline.jp/article/1396755/

やまもといちろう 無縫地帯(Yahoo! JAPANニュース個人)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/
やまもといちろう オフィシャルブログ
http://lineblog.me/yamamotoichiro/

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目次
【0. 序文】「罪に問えない」インサイダー取引が横行する仮想通貨界隈で問わ
れる投資家保護の在り方
【1. インシデント1】e-Sports界隈が再び踏み抜くソフトダーツの轍
【2. インシデント2】海外におけるFacebookの影響力とメディアの力関係に異常
あり?
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A
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