ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンは、仮想通貨をどう見ているか  佐々木俊尚の未来地図レポート vol.485

ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンは、仮想通貨をどう見ているか 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.485

2018年02月05日発行

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佐々木俊尚の未来地図レポート     2018.2.5 Vol.485
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特集
ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンは、仮想通貨をどう見ているか
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■特集

ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンは、仮想通貨をどう見ているか
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◆Fitness tracking app Strava gives away location of secret US army bases

http://bit.ly/2GIAWrO


 Stravaというアクティブトラッカー系の人気アプリがあります。スマホに入れておけば、ランニングや登山、スキーなどでどのぐらい移動したのかを地図上でマッピングでき、さらにそれを世界中のユーザーとシェアできるというものです。Stravaのサイトで、世界中のユーザーの走った軌跡を見ることができます。さて、ある軍事アナリストが気づいたのは、これが軍事基地のありかを暴いてしまっているということ。



 アフガンやシリアなどの紛争地帯に設置されている米軍基地で、そこに配置されている米兵がStravaを使って基地の周囲などをランニングすると、その軌跡もStravaのサイト上で確認できてしまうんですね。紛争地帯の現地人はStravaでランニングなんていう余裕はあまりないでしょうし、しかも明らかに基地的な四角形をぐるりと回って走り続けるというようなことを普通のランナーはあまりしませんから、それは米兵の軌跡なんだということが想像されてしまう。あらゆるものがシェアされる時代には、全てが可視化されて行くという典型的な事例です。

◆‘Time well spent’ is shaping up to be tech’s next big debate

http://bit.ly/2nBJt7c


 Time Well Spent(時間を有意義に使おう)という運動が立ち上げられたが、これが議論になっているというお話。2016年にこの名前のNPOをスタートさせたのは、トリスタン・ハリスという元グーグル従業員。グーグルやフェイスブック、アマゾンなどによって私たちのアテンションが過剰にアプリに飲み込まれている(これをハリスは「デジタルアテンションクライシスと呼んでる)というのは、もうかなり前から言われている話で今さら目新しくはないのですが、運動体になっているというのが興味深いかな。



 これに対してフェイスブックのマーク・ザッカーバーグは先月、こうコメント。「家族や友人、あるは世界中のさまざまな瞬間において人々をより近づけて行くことによって、フェイスブックは時間を有意義にすることを手助けしています」。SNSが私たちの社会に何をもたらしているのかは、もっと長い期間をかけて検証され、分析されて行く必要があるでしょうね。


◆The future of news is humans talking to machines

http://bit.ly/2nEBnLc


 Amazon Echoなどのスマートスピーカーが日本でもようやく普及局面に入りつつありますが、Echoに使われているAlexaのような音声認識テクノロジーがニュースの配信にとって重要な意味を持つのではないかという論考。「iPhoneの登場よりインパクトが大きい」と。フューチャリストのエイミー・ウェブが語った言葉も紹介されています。「機械に話しかけることは、単なる流行りのギミックではない。人間が機械に話しかけ、いずれは機会と機会が話すことになっていくということは、新しいニュース配信のエコシステムを生み出すということだ。ボイスはジャーナリズムの新たなる脅威である」



 すでにグーグル検索エンジンの利用の20%は音声によって検索されている、という驚く数字も挙げられています。ワシントンポストのシニアプロダクトマネージャーのコメント。


 「いわゆるアンビエントコンピューティング(環境化したコンピュータ)の初期の段階にきている。デジタルでの行為によって私たちが求めるものと、実際に得られるもの...

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