Vol.029 チップをケチる日本人が嫌われてしまう理由

Vol.029 チップをケチる日本人が嫌われてしまう理由

2014年03月28日発行

■ 目次
1. チップをケチる日本人が嫌われてしまう理由
2. 英語でポン!チップに関する英語
3. 今週のお勧め動画
4. Q&A「契約社会とはなんぞや?」


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1.チップをケチる日本人が嫌われてしまう理由

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Twitterでしばしば飛んでくる話題がチップに関する質問です。さて旅行書など読みますと、「海外ではチップを渡すのが当たり前」と書いてあったりするのですが、これ実は間違いです。なぜなら、チップの習慣がある国と、習慣がない国があるからです。渡航前にその国の慣習を良く調べておきましょう。

ますチップの習慣が絶対なのはアメリカです。アメリカではサービス業に従事する人の多くが、最低賃金以下の給料をもらっており、賃金の一部はお客さんの支払うチップで充当されます。従業員が良いサービスを提供すればお客さんから多くのチップを受け取れるという「インセンティブ」を提供することで、従業員にもお客さんにも満足してもらうという仕組みだからです。よりよりサービスを提供する人はより沢山のチップを受け取れるという市場原理主義です。レストランやホテル、駐車場などは、従業員に「稼ぐ場所を提供している」というスタンスです。サービスが上手な人であればガンガン稼げますから、フェアなシステムと言えるのではないでしょうか。

そういう賃金体系になっているので、チップは払うのが当たり前です。日本人出張者や観光客の多くはチップを払わずにお店を出てしまう人が少なくなく、裏では「また日本人が来たよ。嫌だね」と裏で悪口を言われているということもあります。サービスが妥当な物であったら払うのは当たり前です。また、特別なことを頼んだり、その店の常連だったり、再訪した時に素晴らしいサービスを受けたいなと思ったり、高級店であるなら割り増し料金を払うべきです。チップを払わない日本人はイギリスでも大不評です。さりげなく店の出入り口近くのあまり良くない席に案内されてしまったりする場合があります。これは人種差別ではなく、以前日本人客がチップを払ってくれず、何度も嫌な思いをしているからです。日本人だけではなく東アジア人はチップを払わないことが結構あります。

サービス業以外でもアメリカの職場というのはこういう市場原理主義的で動いている場合がありますね。例えばその良い例はコンサルティングファームで…

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